彼はひどい「あがり症」でした。
小さな頃は、友達にそれを馬鹿にされたこともあったそうです。
子供の頃の話なので、
傷つけようという意識はない無邪気なものだったとは思うのですが、
当事者となると、大人になってもそんな経験が
「影を落とす」
ようでした。
最初に彼と出会ったときも、うつむき加減で
「ずいぶん引っ込み思案な人だな」
という印象をうけました。
話をしているうちに「それなりに」弾むことは出来ましたが、
やはり「シャイ」なイメージは持ったままでした。
私たちが恋人になるまで、長い時間がかかりました。
しかし、時間をかけたぶん、安定した「滑り出し」
だったように思います。
彼と付き合い始めてすぐに、彼の友達と出かけたことがありました。
その時、彼は「周りに遠慮している」と感じたんです。
それを本人に言えば傷つけてしまうので、
言わずにはおいたのですが「自信が無いんだな」と感じました。
そしてそんな彼に「自信を持って欲しい」と思うようになりました。
私と居ることで自信を・・・と言うのはおこがましいですが、
少しでも私の中に「彼への自信に繋がる何かがあれば」
と思っていました。
私には出来なく彼に出来ること。
素直に「凄い」と思ったことは、少しくらい大袈裟にいう事もありました。
そして資格試験などを受け始めたこともあり、
少しずつではありましたが自信をつけてくれたように思います。
「自信がなさそうで嫌」
そんな先入観だけで拒否をせず、女性がフォローすることで
素敵な男性に変わることもあるんですよね。